日時
1月10日(金)公開
料金
一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000
1月10日(金)公開
一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000
日本の海岸には、コンブやワカメなど、約1500種類もの多様な海藻が生息しているといわれています。
海の砂漠化とは、海中に広がる「海藻の森」が減少し、まるで砂漠のような状態になってしまう現象のことです。一般的に「磯焼け(いそやけ)」と呼ばれています。
海のゆりかごとも呼ばれる海藻。その海の命を育む「海藻の森」が、ここ数年、全国各地の海で急速に砂漠化している。このままでは、海の生態系全体の存続が危ぶまれる。地球温暖化が肌で感じられ、気候変動が刻々と進む今、私たちは「どんな未来」を次の世代へと手渡してゆくのか。海とゆかりのなかったひとりの映画監督が、何かに突き動かされるように日本列島の沿岸部に足を運び、そこに住む子どもたち、漁師、研究者と語り合った。海辺に住む人も、海のない街に住む人も、日本に住むすべての人必見のドキュメンタリー。
身近な海に起きている大きな変化を知ったことがきっかけで、今回の旅が始まりました。今まで全く海と関わりのなかった私が、何かに導かれるように日本各地をめぐり、海に潜り、たくさんの人たちと出会いました。私が2年間の制作期間を経て心から思うのは、この世界はまだとても美しく、人々はとても温かく、たくさんの可能性が残されているということです。私達は自然の一部であり、歴史の一部であり、答えのない未来を共に作り上げていく仲間でもあります。この映画が皆さんの未来の選択に少しでもお役に立てたら、こんなに幸せなことはありません。
東京から海辺の街へ移住した私は、ある日地元のサーファーがこう話すのを耳にした。磯から海藻が消失する〈磯焼け〉が起きているという。私は驚きの気持ちを抑えきれず、日本各地の海岸を巡りはじめた。
四方を海で囲まれている島国、日本。昔から私たちは豊かな自然の恵みに感謝し、自然を敬いながら暮らしてきた。しかし現在〈気候変動〉の影響は日本の海にも確かに降りかかり、とりわけ〈海藻〉とそれを取り巻く人々の暮らしを壊滅的な状況に追い込んでいる。
日本人にとって海藻は特別な存在だ。海藻ははるか昔から歴代の帝への献上品であり、また地域の神事や和食文化とも深く関わってきた。海藻を失うことは、私たち日本人が千年以上にわたって紡いできた文化を失うことでもある。私たちはいかにして豊かな海藻の森を取り戻し、次世代につないで行くことができるのか。地球規模で急速に進行しつつある気候変動に対して、今を生きる私たちがどうアクションしていくべきかを問うドキュメンタリー。
『ここにいる、生きている。〜消えゆく海藻の森に導かれて〜』(2024年/16:9/103分/5.1ch/DCP)
監督・撮影・編集・ナレーション:長谷川友美
配給宣伝:one’s(一般社団法人映像文化革新機構)
宣伝協力:安藤亘(ECOS技術士事務所)