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デヴィッド・リンチ:アートライフ David Lynch: The Art Life

上映中~終映日未定 ※休映日あり

(C)Duck Diver Films & Kong Gulerod Film 2016

日時

上映中~終映日未定 ※休映日あり

料金

【特別料金】一般・シニア(60歳以上)¥1,500/ユース(19歳~22歳)¥1,000/アンダー18(16歳~18歳)¥900/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥900

スケジュールとチケット SCHEDULE & TICKETS

02.10

02.11

詳細 DETAIL

上映後トークショー開催

2月10日(月)20:30の回 上映終了後
登壇者:菊地成孔
トークテーマ:『デヴィッド・リンチ:アートライフ』を菊地成孔が語る

菊地成孔

1963年生まれの音楽家/文筆家/音楽講師。音楽家としてはソングライティング/アレンジ/バンドリーダー/プロデュースをこなすサキソフォン奏者/シンガー/キーボーディスト/ラッパーであり、文筆家としてはエッセイスト&批評家であり、映画やテレビの劇伴も多い。「菊地成孔とペペトルメントアスカラール」「ラディカルな意志のスタイルズ」「菊地成孔クインテット」リーダー。2021年、自らの生徒と共に、ギルド「新音楽制作工房」を立ち上げ、2023年には映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」の劇伴を担当。

2月11日(火・祝)13:35の回 上映終了後
登壇者:飯田高誉(キュレーター)
トークテーマ:「デヴィッド・リンチのアートと映画にあてはまるルール」

飯田高誉

1956年東京生まれ。
フジテレビギャラリー(1980年〜90年)にて草間彌生を一貫して担当し作家活動歴のアーカイブ化を担う。東京大学大総合研究博物館小石川分館にて現代美術シリーズ(マーク・ダイオン、杉本博司、森万里子展)を連続企画。カルティエ現代美術財団(パリ)にてゲスト・キュレーション(杉本博司展、横尾忠則展)。
「戦争と芸術—美の恐怖と幻影Ⅰ〜Ⅳ」展(京都造形芸術大学)シリーズ企画。
コムデギャルソンの川久保玲の依頼によりアートスペース“Six”にて連続企画(草間彌生/横尾忠則/デヴィッド・リンチ/森山大道/宮島達男/中平卓馬など)。
第二回「堂島リバービエンナーレ:エコソフィア」展のアーティスティック・ディレクターを務める。
京都造形芸術大学国際藝術研究センター所長、慶應義塾大学グローバルセキュリティ講座の講師などを務め、青森県立美術館美術統括監、森美術館理事、渋谷区立松濤美術館副館長を経て、現在、スクールデレック芸術社会学研究所所長、ジャイルギャラリー ディレクター。

※敬称略
※登壇者及び内容は、予告なしに変更になる場合がございます。


ようこそ、リンチの“アタマの中”へ-。
リンチが紡ぐ「悪夢」はどこから生まれるのか?

『ツイン・ピークス The Return』で再び世界を騒がせた、
映画界で最も得体の知れない監督―
その「謎」が「謎」でなくなる、かもしれない。

映像作品のみならず、絵画、写真、音楽など様々な方法で表現活動を続けているデヴィッド・リンチ。1990年に放送され世界中でブームを巻き起こした伝説のテレビシリーズ『ツイン・ピークス』の続編『ツイン・ピークス The Return』(2017年)は、第70回カンヌ国際映画祭で特別上映され、世界中の人々を再び熱狂させている。

「その頃の僕の世界はとても小さく、近所の数ブロックに全てがあった」ハリウッドにある自宅兼アトリエで語られる過去。「恐怖が垂れ込める意地の悪い街」フィラデルフィアでの日常。その中に潜む「恐怖」「苦悩」は、まるでリンチ作品の登場人物のような姿で私たちの前に現れては消えていく。

才能を持て余した美術学生時代の「退屈」と「憂鬱」、
悪夢のような街フィラデルフィアの暮らしを
奇才デヴィッド・リンチが自らの口で語る。

カメラの存在を感じさせない25時間もの親密なインタビューを捉え、あえて謎解きを観客に委ねる構成に拘ったと話すのは、前作『リンチ1』(2007年)からリンチとの信頼関係を築いてきた本作の共同監督のひとり、ジョン・グエン。自作について多くを語ってこなかったリンチが、自分自身の人生について語るきっかけになったのは、2012年の末娘の誕生だったという。この映画は、人生を振り返る時期に来た父から幼い娘への贈り物でもあるのだ。

アメリカの小さな田舎町で家族と過ごした幼少期、アーティストとしての人生に憧れながらも溢れ出る創造性を持て余した学生時代の退屈と憂鬱。後の『マルホランド・ドライブ』(2001年)美術監督である親友ジャック・フィスクとの友情。生活の為に働きながら、助成金の知らせを待った日々。そして、当時の妻ペギーの出産を経てつくられた長編デビュー作『イレイザーヘッド』(1976年)に至るまでを奇才デヴィッド・リンチ自らが語りつくす。

『デヴィッド・リンチ:アートライフ』(2016年/アメリカ・デンマーク/88分/英語/DCP/1.85:1)
監督:ジョン・グエン、リック・バーンズ、オリヴィア・ネールガード=ホルム
出演:デヴィッド・リンチ
配給・宣伝:アップリンク