日時
7月11日(金)公開
7月11日(金)公開
【イベント詳細】
日時:6月20日(金)18:40~20:50
場所:アップリンク吉祥寺
スケジュール:
18:40-20:00 映画『ザ・ウォーク ~少女アマル、8000キロの旅~』上映(80分)
20:00-20:15 アナス・ヒジャゼイさん(シリア出身・EmPATHy共同代表)トーク(15分)
20:15-20:21 山崎玲子さん(国連UHCR協会)トーク(6分)
20:21-20:30 「リスト:彼らが手にしていたもの」上映(9分)
20:30-20:50 関根光才さん(映画監督)&山崎さん+アナスさんトーク(20分)
主催:ユナイテッドピープル
後援:国連UNHCR協会
毎年6月20日は国連が定める世界難民の日です。この日にちなみ、7月11日(金)よりアップリンク吉祥寺ほかで公開になる映画『ザ・ウォーク ~少女アマル、8000キロの旅~』の特別先行上映をいたします。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、紛争や迫害などによって故郷を追われた人の数は2022年以降、1億人を超えた状態が続いています。日本の人口にも匹敵するほどの人数にのぼり、国際的な問題となっている一方で、その数字の中にいる一人一人の存在は見えにくくなり、欧州各国では難民受け入れに対する反対の声も高まっています。
6月20日(金)の特別先行上映会では、同作の上映に加え、日本在住のシリア人で、難民の背景をもつ方々の支援活動も行うアナス・ヒジャゼイさんによるトーク、国連UNHCR協会の山崎玲子さんと映画監督の関根光才さんによるトークセッション、国連UNHCR協会・難民支援プロジェクトの一環として制作され、関根監督が演出を手がけた詩の朗読フィルム「リスト:彼らが手にしていたもの」の特別上映を行います。
ぜひ多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
戦争によって家や家族、日常生活のすべてを失った子どもたちの声を
伝えるため、3.5メートルの人形アマルがヨーロッパ横断の旅に出る──
現在、世界で1億人以上の人々が国内外に避難し、難民状態にある。そして、その内の約4割が18歳未満の子どもである。戦争により子どもたちは住み慣れた家や大切な人、教育を受ける権利をも奪われ、貴重な子ども時代を失っている。そうした子どもたちの悲しみや願いを伝えるため、2021年、身長約3.5メートルの人形アマルの旅プロジェクトThe Walkが始まる。アマルはアラビア語で「希望」を意味し、9歳のシリア難民の少女をかたどっている。本作はアマルがシリア国境からヨーロッパを横断する旅路を追いながら、アマルの眼差しから世界の実情を伝え、アマルとともに難民の人たちの声を聴いていく。
難民・移民をめぐる政策論争が激しさを増す世界。新たな居場所は見つかるのか?
訪れた国々でアマルは世界のリアルと向き合うことに。トルコの難民キャンプでは、先行きが不透明なまま留まらざるをえない子どもたちや女性たちの想いに触れ、ギリシャでは難民受け入れに抗議する市民デモに遭遇し、憎悪がこもった言葉を浴びせられる。さらに、ローマ教皇やフランスの欧州議会なども訪ねていきながら、アマルは安心できる新たな居場所を探し続ける。アマルの旅に同行する人形遣いのムアイアド(シリア出身の難民)とフィダ(パレスチナ人)や、アマルの声を表現している実在のシリア難民の少女アシルも、それぞれの戦争で多くのものを喪い、家族とも離れ離れだが、アマルとの旅の中で希望を見つけようとしていく。思いやりと人権の国際的なシンボルとなったアマルが旅の終わりにたどりつく居場所とは── 。
『ザ・ウォーク ~少女アマル、8000キロの旅~』 The Walk
(2023年/イギリス/80分/ドキュメンタリー)
監督 :タマラ・コテフスカ
出演:アシル・エルセプティ、ムアイアド・ルーミエ、フィダ・ジダン、マリア・アブドゥルカリム、ラナ・タハ、ローマ教皇フランシスコ
制作:Grain Media
配給:ユナイテッドピープル