19 世紀末のウィーンを代表する画家グスタフ・クリムト。
世界的に有名な「接吻」や「ユディトⅠ」など、金箔を使った荘厳な作品や女性を美しく描いた作品が多く、日本でもファンの多い画家の一人である。
数々の有名な作品を世に残し、ジャポニズムの影響も多大に受けたウィーンの画家・クリムト。
その神秘性、官能性、まばゆいばかりの色彩で見る者を魅了してきました。
「接吻」が描いている男女の関係は、単純な愛なのか?
どこか憂いを含む女性、美しさの中にある怪しさの描写は何を表し、この絵の魅力の背景には何があるのだろうか?
時代とともに様式や表現の手法を変化させ、自らの表現に挑戦し続けたクリムトがいかに偉大な画家であるかが本作では描かれています。
本作はクリムトの代表作「接吻」を中心に、「ユディトⅠ」、「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像Ⅰ」、「ベートーヴェン・フリーズ」など数々のクリムト作品を、世界レベルの専門家や文化史家などが丁寧に解説。
時代とともに様式や表現の変化を取り入れ、自らの表現に挑戦し続けたクリムトの作品と、彼の生涯に迫る本作をスクリーンでお楽しみください。
美術史を変えた芸術家たちにスポットを当て、世界の優れた美術展や数々の絵画を高画質の映像におさめ、映画館の大スクリーンで“鑑賞する”アート・ドキュメンタリーシリーズ。イギリス、アメリカ、ドイツなど世界各国で上映され人気を博しており、日本では2018年から「アート・オン・スクリーン」シリーズとして上映。2024年の「フェルメール The Greatest Exhibition」に続く第5弾。
『クリムト & THE KISS -アート・オン・スクリーン特別編-』(2023年/89分/イギリス/5.1ch/アメリカンビスタ/カラー/DCP/英語ほか/日本語字幕)
監督:アリ・レイ
配給:ライブ・ビューイング・ジャパン