日時
6月13日(金)~上映
料金
一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000
6月13日(金)~上映
一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000
サンダンス映画祭2024 ワールドシネマ・ドキュメンタリー部門 審査員大賞(グランプリ)受賞
日本賞(NHK)2024 特別賞受賞
アマンダ賞2024(ノルウェーアカデミー賞) ドキュメンタリー最優秀賞受賞
シアトル国際映画祭2024 ドキュメンタリーコンペティション部門 審査員特別賞受賞
ザグレブDox 2024 スペシャルメンション賞受賞
レイキャビク国際映画祭2024 ア・ディファレント・トゥモロー賞受賞
エルゴーナ映画祭2024 ブロンズスター賞受賞
お金では買えない豊かさと自由を求め、美しい北欧・ノルウェーの森で自給自足生活を送るペイン家。子どもたちは学校へ通うかわりに両親から学び、自然の恵みをいっぱいに浴びながら成長してきた。だがある時、家族の中心だった母の病死によって、すべてが一変してしまう。唯一父と血のつながりがない長女は家を去り、父は実子3人と今まで通りの暮らしをなんとか守ろうとするものの、家計や教育の問題など、さまざまな現実の壁に直面する。初めての学校。なじみのない土地での新生活。そして何より最愛の母の不在——。
深い悲しみと戸惑いの中で、遺された家族はそれぞれ何を思い、何を選ぶのか?
母マリアと親交があった監督が、彼女が遺した家族や自然への愛に満ちた詩的な文章と写真を全編に散りばめ、一家のささやかだが勇気ある3年間の歩みを記録した、驚きと感動のドキュメンタリー。
第40回サンダンス国際映画祭にて、ワールドシネマ・ドキュメンタリー部門で審査員大賞(グランプリ)に輝き、NHK日本賞においても特別賞を受賞した本作。
最愛の人との別れと、その後も続く人生。冒頭こそ『はじまりへの旅』(16)などを彷彿とさせる型破りでワイルドなライフスタイルに目が奪われる本作だが、家族の心の痛みと癒しをスクリーンで追体験するうちに観客の胸に突き刺さるのは、『aftersun/アフターサン』(22)などと共通する、大切な人の愛情と思い出を抱えながら生きることのせつなさと尊さだ。喪失の先にあるものとは何か、今を生きるとはどういうことか、すべての人に問いかける傑作が誕生した。
母マリアと父ニックはかつて街で働いていたが、競争社会や物質主義からの自由を求めて農場に移り住み、長女ロンニャ、次女フレイヤ、長男ファルク、次男ウルヴの4人の子どもたちを豊かな自然の中で育ててきた。
だがある時、家族の中心的存在で、写真家として稼ぎ手でもあったマリアが闘病の末に亡くなり、一家の暮らしは一変してしまう。きょうだいの中で唯一マリアの連れ子だったロンニャは実の父と住むことを決め、家を出る。ニックは外で働き出し、それまで両親からホームスクーリングを受けていたフレイヤとファルクは学校に通い始める。またニック一人では農場を運営できないことから、子供たちと共に家を引っ越すことに。
新しい生活に馴染もうと努力する中で、家族は一人ひとりカメラに向かってマリアを恋しく思う気持ちや、人には言えない悩みを打ち明ける。やがて季節はめぐり、家族はそれぞれ新しい一歩を踏み出していく。
『ただ、愛を選ぶこと』(2024年/ノルウェー/ノルウェー語・英語/84分/アメリカンビスタ/カラー/5.1ch/ドキュメンタリー)
監督:シルエ・エヴェンスモ・ヤコブセン
出演:ニック・ペイン、ロンニャ、フレイア、ファルク、ウルヴ、マリア・グロース・ヴァトネ
配給:S・D・P