日時
上映中~6月26日(木)
料金
一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000
上映中~6月26日(木)
一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000
06.24火
11:55—14:04
06.25水
11:55—14:04
【水曜サービスデー】
06.26木
11:55—14:04
【最終日】
政治的立場は正反対であり、互いに反目しながらも国と激しく対峙した二人の沖縄県知事がいた。
1972年の本土復帰後、第4代知事の大田昌秀(任期1990~98年)と第7代知事の翁長雄志(任期2014~18年)である。ともに県民から幅広い支持を得、保革にとらわれず県政を運営した。
大田は、軍用地強制使用の代理署名拒否(1995)、一方の翁長は、辺野古埋め立て承認の取り消し(2015)によって国と法廷で争い、民主主義や地方自治のあり方、この国の矛盾を浮き彫りにした。
大田と翁長、二人の「ティダ」(太陽の意。遥か昔の沖縄で首長=リーダーを表した言葉)は、知事として何を目指し、何と闘い、何に挫折し、そして何を成したのか。そこから見えるこの国の現在地とは──。
沖縄戦後史を描いた『米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー』2部作(2017/19)、戦中史を描いた『生きろ 島田叡―戦中最後の沖縄県知事』(2021)に続く佐古忠彦監督最新作は、それぞれの信念に生きた二人の知事の不屈の闘いをたどり、その人間的な魅力にも光を当て、彼らの人生に関わった多くの人々の貴重な証言を交えて沖縄現代史に切り込んだ、全国民必見のドキュメンタリーだ。
社会学者、沖縄戦研究者から革新統一候補となり、1990年知事に当選。 95年9月、米兵による少女暴行事件が発生、直後から「日米地位協定」の見直しを訴えた。
翌月、沖縄県民総決起大会に参加し、日米両政府に誠意ある対応を強く求めた。翌96年、橋本龍太郎首相から「普天間基地全面返還」の言葉を引き出すが、県内移設が条件となっていたため実現せず、そのことが長い時をへて翁長が苦悩する「辺野古移設問題」の発端となった。
保守の立場から大田県政を厳しく批判し、退陣に追い込んだ。四期務めた那覇市長時代に、民意を顧みず辺野古埋め立てを強行する安倍政権に異議を唱えてかつて所属した自民党と対峙。保革の対立を乗り越えることを目的とし、2014年、知事選に出馬して当選。大田の3代後の知事に就任した。革新勢力も含めたオール沖縄をバックに高い求心力を誇った。
『太陽の運命』(2025年/日本/日本語/カラー(一部モノクロ)/ビスタ/5.1ch/129分)
監督:佐古忠彦
語り:山根基世
配給:インターフィルム