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KIDS/キッズ KIDS

10月17日(金)公開

© 1995 KIDS N.Y. LLLC. All rights reserved ©2018 FilmverlagFernsehjuwelen. All rights reserved.

日時

10月17日(金)公開

料金

一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000

詳細 DETAIL

90年代のティーンエイジャーの現実を突きつけ、多くのクリエイターに影響を与えるなど、今もなお熱烈なファンを増やし続ける『KIDS/キッズ』。製作からちょうど30年の時を経て、スクリーンで観る者に新たな衝撃を与える。

世界に突きつける“キッズ”のリアル

写真集「タルサ」などティーンエイジャーのリアルな姿を撮り続けてきたラリー・クラーク。マーティン・スコセッシ、ガス・ヴァン・サント、フランシス・F・コッポラなど、多くの映画監督に影響を与えた写真家が満を持して1995年に発表した監督デビュー作『KIDS/キッズ』はSEX、ドラッグ、HIVとあまりにもリアルで生々しいティーンの姿をまるでドキュメンタリーのように映し出し、そのセンセーショナルな衝撃から全米で賛否両論を巻き起こした。当時のアメリカにはこれほどリアルなティーンエイジャー映画は存在せず、どれも真実とはほど遠いものだったのだ。ラリー・クラークは誰も作らなかった映画を作りたいという強い思いで、ティーンエイジャーの24時間をリアルに描き上げた。

脚本は当時19歳だったハーモニー・コリン。撮影は『マイ・プライベート・アイダホ』の名カメラマン、エリック・エドワーズが務め、そのショッキングな映像から「フィクションか現実か」という論争にまで発展。音楽はダイナソーJr.のベーシストであり、セバドーのボーカル&ギタリストのルー・バーロウ。そのほかダニエル・ジョンストンなども参加したサウンドトラックは映画とともに大ヒットした。製作総指揮にはガス・ヴァン・サントが名を連ねている。キャストは、俳優ではなく街中でラリー・クラークが知り合ったレオ・フィッツパトリック、ジャスティン・ピアース、ハロルド・ハンターといったスケーターを起用。もっとも重要なジェニーを演じた、クロエ・セヴィニーは当時演技未経験だったが、本作の出演によって時代のアイコンとなっていく。さらに、現在も女優として活躍しているロザリオ・ドーソンがルビー役を演じた。
90年代のティーンエイジャーの現実を突きつけ、多くのクリエイターに影響を与えるなど、今もなお熱烈なファンを増やし続ける『KIDS/キッズ』。製作からちょうど30年の時を経て、スクリーンで観る者に新たな衝撃を与える。

【STORY】

ニューヨーク、夏のある暑い日ティーンエイジャーの24時間

ニューヨーク、夏のある暑い日の午後。テリーはいつものようにバージンの女の子をモノにして、親友のキャスパーに自慢しながら、街をブラつき、仲間がたむろしているポールの家へ向かう。くすねたビールを飲み、ドラッグを決め、SEXの話で盛り上がる。一方、ルビーの家ではジェニーたち女の子5人もSEXの話ばかり。経験豊富で無防備なSEXを楽しむルビーは自分の体験談をネタに盛り上げる。ジェニーはバージンを奪い、その後は連絡もしてこないテリーを許せない。HIV感染を心配するルビーはジェニーと検査結果を聞きにいく。テリーとのSEXしか経験のないジェニーはルビーについてきて検査を受けただけだった。しかし検査結果はルビーはネガティブだが、ジェニーはポジティブだった。たった1回、1人の男とのSEXのために突然の死の宣告をされてしまったジェニー。とにかくテリーを見つけなければいけない。会って、このことを伝えなければ。しかし、そんなことが起こっていることを知らないテリーは新たなバージンの子を誘い出し、仲間たちと夜のプールではしゃいでいる。自分自身がHlVキャリアとも知らずに。

『KIDS/キッズ』(1995年/アメリカ映画/87分/ビスタ/カラー/DCP/R-18)
監督:ラリー・クラーク
脚本:ハーモニー・コリン
出演:レオ・フィッツパトリック、ジャスティン・ピアース、クロエ・セヴィニー、ロザリオ・ドーソン、ハロルド・ハンター、ヤキーラ・ペグエロ
配給:鈴正、weber CINEMA CLUB