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リモノフ LIMONOV.THE BALLAD

9月5日(金)公開

© Wildside, Chapter 2, Fremantle España, France 3 Cinema, Pathé Films.

日時

9月5日(金)公開

料金

一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000

詳細 DETAIL

第77回カンヌ国際映画祭 コンペティション部門 正式出品作

カリスマか、危険人物か 希代のカリスマ リモノフとは?
彼はなぜロシアの地に舞い戻ったのか

詩人であり革命家。
いくつもの顔を持つリモノフはなぜ人々を魅了し世界から危険視されたのか?
実在した希代のカリスマの 激動の人生を圧巻の映像で辿る──

『007』シリーズのQ役や『ウーマン・トーキング 私たちの選択』(22)などハリウッド大作から個性派監督の作品まで出演し続ける演技派ベン・ウィショーが破天荒なアナーキストを熱演。ヨーロッパ中を興奮させ、数々の文学賞を受賞した傑作伝記小説 「リモノフ」を基にカンヌ国際映画祭コンペ常連監督で、『インフル病みのペトロフ家』(21)『チャイコフスキーの妻』(22)など世界が注目するロシアのキリル・セレブレン二コフ監督(2022年ロシアから亡命)が放つ、圧巻の演出と徹底したシニシズムで観る者を愉快にも不快にもさせる問題作!

ベン・ウィショー主演×キリル・セレブレンニコフ監督
ロシアのウクライナ侵攻で撮影が難航 5年の歳月を経て完成

今日起こっているすべては、リモノフが書いたことに端を発している。彼は戦争を望み、ソビエト連邦の再来を望んだ。
ロシア政府は、彼やアレクサンドル・ドゥーギンの著作をそのまま実行に移しているのではないかと思うほどだ……
昨今の情勢を踏まえ、より一層この暴挙にいたった過程を探る必要性を痛感した。ロシアのファシズムがどこから来たのか、理解するためだ。

監督:キリル・セレブレンニコフ

ウクライナに生まれ、ニューヨーク、パリを巡りシベリアの監獄へ―
ファシストでも共産主義者でもリベラルでも保守派でもなく、 しかしそれらすべてを内包し20世紀後半を駆けぬけた、
悪名高き実在の人物リモノフの愛と破滅のシネ・バラード

【エドワルド・リモノフ】(1943-2020 ウクライナ出身)

作家活動中の20代にソ連への反体制活動で国外追放処分を受け、アメリカに亡命後ヨーロッパへ渡る。ソ連崩壊の1991年にモスクワへ戻り、1993年国家ボリシェヴィキ党を共同設立し、反プーチン・反統一ロシア党を掲げ活動していたが2020年に死亡。詩人、作家、反体制派、亡命者、執事、ホームレス、兵士、活動家、革命家、といくつもの顔を持つ。

【STORY】

2020年、エドワルド・リモノフ死亡。そのニュースはロシアのみならず世界中に衝撃を与えた。詩人にして革命家、亡命者であり兵士。
幾つもの顔を持つ彼は、ソビエト連邦下のロシアに生まれ、詩と反骨精神を武器にモスクワ、ニューヨーク、パリへと渡り歩いた。
名声と自由を夢見て亡命し、恋人エレナとともに辿り着いた“自由の国”アメリカでは、孤独と挫折に打ちのめされながらも、自らの言葉で世界と闘い続けた。
ホームレス、執事、作家、国家ボリシェヴィキ党党首──暴力と詩、愛と怒り、思想と行動のはざまで世界を挑発し続けたその姿は、称賛と危険視の両極で今なお語り継がれる。
ソ連崩壊、ユーゴ紛争、ロシアの愛国主義の台頭──激動の時代の只中で彼が愛し、信じ、裏切られ、それでも書き続けたものとは何だったのか。
なぜ彼はロシアの地に舞い戻ったのか?実在した“希代のカリスマ”の激動の軌跡を、圧巻の映像ともに描き出す、愛と破滅のバラード。

『リモノフ』(2024年/イタリア・フランス・スペイン/133分/5.1ch/シネマスコープ/英語・露語・仏語/R15+)
監督:キリル・セレブレンニコフ
出演:ベン・ウィショー、ヴィクトリア・ミロシニチェンコ、トマス・アラナ
配給:クロックワークス