© Copyright Films Montsouris 1956
日時
12月26日(金)~【特集日替り上映】※当館では2K上映
料金
一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000
© Copyright Films Montsouris 1956
12月26日(金)~【特集日替り上映】※当館では2K上映
一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000
12.26金
17:15—18:30
『赤い風船 4K/白い馬 4K』 【金曜サービスデー】
12.27土
18:50—19:44
『小さなロバ、ビム 4K』
12.28日
16:40—17:55
『赤い風船 4K/白い馬 4K』
12.29月
17:45—19:08
『素晴らしい風船旅行 4K』
12.30火
16:10—17:25
『赤い風船 4K/白い馬 4K』
12.31水
17:15—18:33
『フィフィ大空をゆく 4K』 【水曜サービスデー】
『赤い風船 4K』4Kリマスター版日本初公開※当館では2K上映 Le Ballon Rouge
(1956年/フランス/仏語/35分/カラー/スタンダード)

© Copyright Films Montsouris 1956
第9回カンヌ国際映画祭 短編パルム・ドール賞(最高賞)受賞/1956年度ルイ・デリュック賞受賞
第29回アカデミー賞®脚本賞受賞
ある朝、少年パスカルは学校に⾏く途中で、ふわりと宙に浮かぶ⾚い⾵船を⾒つける。⾵船は街灯に紐が引っかかって動けなくなっていたのだ。パスカルは⾵船を持って学校へ向かうが、教室に⾵船を持って⼊れず、⾨番に預けた。放課後、⾵船を持って無事に家へ帰り着いたが、窓から⾵船を放り出されてしまう。しかし、不思議なことに、⾵船は窓際にふわふわと浮いてとどまった。⾚い⾵船と友達になったパスカルは、どこにいくにも⾵船と⼀緒だ。だが、パスカルと⾵船の仲の良さを妬んだいじめっ⼦たちは、⾵船を我がものにしようと追いかけてくる。パスカルは⾵船とともにパリの街を逃げ回るが・・・。
監督・脚本:アルベール・ラモリス
撮影:エドモン・セシャン
⾳楽:モーリス・ルルー
出演:パスカル・ラモリス、サビーヌ・ラモリス、ジョルジュ・セリエ、ヴラディミール・ポポフほか
⽇本語字幕︓星加久実
『白い馬 4K』4Kリマスター版日本初公開※当館では2K上映 Crin Blanc
(1953年/フランス/仏語/40分/白黒/スタンダード)

© Copyright Films Montsouris 1953
第6回カンヌ国際映画祭 短編グランプリ(最高賞)受賞/1953年度ジャン・ヴィゴ賞受賞
南仏カマルグ地⽅に、⽩く美しい荒⾺をリーダーにした野⽣⾺の⼀群がいた。その“⽩いたてがみ”と呼ばれる⾺の存在は噂となり、牧童たちは野⽣⾺を捕獲し始める。漁師の少年フォルコは、囚われた“⽩いたてがみ”が、牧童たちから勇敢に逃げる様⼦を⾒つめていた。「おまえの⼿に負えるなら、あんな⾺はやろう」と、牧童主はフォルコをからかった。フォルコは、牧童たちの⼿から逃れた“⽩いたてがみ”を⾒つけ、ひっそりと近づき、⼿綱を握った。ひきずられながらも⼿綱を放さないフォルコに、⾺は次第に⼼を許す。しかし、すぐに牧童たちに⾒つかり、フォルコは⾺をなんとしても守ろうとするが・・・。
監督・脚本:アルベール・ラモリス
撮影:エドモン・セシャン
⾳楽:モーリス・ルルー
出演:アラン・エムリー、パスカル・ラモリス、ローラン・ロッシュ、フランソワ・プリエほか
⽇本語字幕:星加久実
『小さなロバ、ビム 4K』 4Kリマスター版日本初公開※当館では2K上映 Bim le petit âne
(1950年/フランス/仏語/55分/白黒/スタンダード)

島一番の美しいロバと貧しくも優しい少年の物語
北アフリカ、チュニジアのジェルバ島で撮影。当初、商業性が薄いと却下されたが、詩人ジャック・プレヴェールに再発見され、ナレーションを追加し公開された。
ロバと少年たちが愛らしく輝く、隠れた傑作。
はるか昔、東の国のある島。子供たちひとりひとりがロバを飼う習慣があった。ビムは最も美しいロバで、アブダラがその飼い主だったが、アブダラはとても貧しかった。意地悪な領主の息子メサウドは、美しいビムに一目惚れし、アブダラからビムを奪い取った。連れ去れたビムを取り返そうと、アブダラは勇敢にも領主の屋敷に忍び込むが、護衛に見つかり牢に入れられてしまう・・・。
共同脚本&語り:ジャック・プレヴェール
『素晴らしい風船旅行 4K』 4Kリマスター版日本初公開※当館では2K上映 Le Voyage en Ballon
(1960年/フランス/仏語/84分/カラー/スコープ)
第21回ヴェネツィア国際映画祭 国際カトリック映画事務局賞受賞

祖父と少年の壮大な夢、空飛ぶ冒険の旅
ヘリコプターに耐震装置をつけた「ヘリヴィジョン」を使用して撮影。パリをはじめ、フランス全土の風景を気球に乗った人の視点で楽しめる。『赤い風船』と同様に息子パスカルが主人公で、祖父と少年の冒険に心温まる。助監督にジャック・ドゥミが参加。
パスカルの祖父は学者で、気球を発明し、フランス中を旅する計画を立てていた。なんとしても冒険がしたいパスカルは、こっそりゴンドラにしがみつき、気球に乗り込む。北フランスのベテューヌを出発し、パリを通過、ブルターニュから南へ。次々と災難に見舞われるが、アルプスを越え、ニームで海水浴を楽しむ。しかし、闘牛場での一時着陸の際に、気球はパスカルひとりを乗せたまま空に上がり、みな大慌てする・・・。
『フィフィ大空をゆく 4K』 4Kリマスター版日本初公開※当館では2K上映 Fifi la Plume
(1965年/フランス/仏語/78分/白黒/スタンダード)
第18回カンヌ国際映画祭 フランス映画高等技術委員会賞

天使に扮した泥棒とサーカスの女性とのロマンティック・ファンタジー
人間がもし鳥のように自分の羽で空を飛べたなら・・。神話のイカロスの夢を再現。監督が12年間もアイデアを温めて製作した夢とユーモア溢れるロマンティック・ファンタジー。公開時には日本でも大ヒットを記録した。
フィフィは邸宅から時計を盗み、サーカス団に逃げ込む。支配人は彼を警察には突き出さず、鳥人間に仕立てようとする。背中に羽をつけ空中を飛ぶ危険な演目だ。団員のミミに一目惚れし練習をはじめたフィフィは、空中を飛べるようになり、天使のふりをして時計を盗みミミにプレゼントをする。しかし、ミミに想いを寄せる猛獣使いと喧嘩になり、サーカスは崩壊。警察の追跡がはじまり、フィフィは空高く舞い上がる・・・。
初公開から70年、時を超えた今だからこそ実現した4Kデジタル修復技術により、48歳という若さでこの世を去った伝説の映像詩人アルベール・ラモリスの名作『赤い風船』『白い馬』が、細部まで深く再現され、鮮明な美しさで甦る。特に『赤い風船』は、アンドレイ・タルコフスキー、侯孝賢、ウェス・アンダーソン、デミアン・チャゼルなどの名監督たちが、本作品から影響を受け映画を製作・オマージュを捧げており、多くのクリエイターたちの心を捉えて離さない唯一無二の作品として知られる。
映画に出演している息子のパスカルが、公開当時のオリジナルのフィルム映像に可能な限り近づけ、父アルベールの意図を忠実に現代に甦らせるために4Kデジタル修復に尽力。夢を現実化したポエティックな映像美と遊び心、愛と自由への賛歌、純粋な少年たちの物語の美しさは、今なお一層の輝きを放ち、忙しなく現代を生きる私たちの心を癒し、喜びを届けてくれる。

【映像詩人アルベール・ラモリスの知られざる世界特集】
配給:セテラ・インターナショナル