
エイミー・リプトロットによるベストセラー回想録『THE OUTRUN』が、若手実力派俳優シアーシャ・ローナンと、ベルリン国際映画祭銀熊賞に輝いた『システム・クラッシャー』のノラ・フィングシャイト監督によって映画化。
スコットランド・オークニー諸島の雄大な自然を舞台に、非線形の語り口で描かれる主人公ロナの断片的で混濁した内面世界を、ノラ・フィングシャイト監督は繊細な演出で丹念に描き出した。

主演は、『ブルックリン』『レディ・バード』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』などで知られるシアーシャ・ローナン。本作でキャリア最高峰とも言える、成熟した深みと圧倒的な内面性をたたえた演技を披露。彼女の静かで力強い表現が観る者の心を深く揺さぶる“再生の物語”がここに誕生した。
英国インディペンデント映画賞(BIFA)で9部門(作品賞、脚本賞、監督賞、主演俳優賞、撮影賞、編集賞、ヘアメイク賞、音楽賞、音響賞)、英国アカデミー賞(BAFTA)で2部門(英国作品賞、主演女優賞)にノミネートされるなど高い評価を受け、ローナン自身もアイルランド映画テレビアカデミー賞(IFTA)で主演女優賞、ロンドン映画批評家協会賞ではブリティッシュ/アイリッシュ演技賞を受賞したほか、数々の主演女優賞を受賞した。



【STORY】
いくつもの色で、私は私になっていく。
ロンドンの大学院で生物学を学んでいた29歳のロナ(シアーシャ・ローナン)は10年ぶりにスコットランド・オークニー諸島の故郷へと帰ってくる。かつて大都会の喧騒の中で、自分を見失い、お酒に逃げる日々を送っていた彼女は、ようやくその習慣から抜け出した。
しらふの状態で、心を新たに生きるロナ。だが、恋人との関係に亀裂を生み、数々のトラブルも引き起こした記憶の断片が、彼女を悩ませつづける……。
冷たい海と荒れ狂う風の中、逃れたい過去を抱きしめ、鮮やかな明日に手を伸ばす──“わたし”に還る、はじまりの歌。



『おくびょう鳥が歌うほうへ』(2024 年/イギリス・ドイツ/シネマスコープ/118分/G)
監督:ノラ・フィングシャイト
出演:シアーシャ・ローナン、パーパ・エッシードゥ、ナビル・エルーアハビ、イーズカ・ホイル、ローレン・ライル、サスキア・リーヴス、スティーヴン・ディレイン
配給:東映ビデオ