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ボストン市庁舎【追悼フレデリック・ワイズマン】 City Hall

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ようこそ、市民のための市役所へ。

アカデミー名誉賞に輝く巨匠フレデリック・ワイズマンの「集大成」

『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』で知られるドキュメンタリー界の“生ける伝説”フレデリック・ワイズマンが選んだ新作の舞台は、ワイズマン生誕の地でもあるマサチューセッツ州のボストン市庁舎。カメラは飄々と市庁舎の中へ入り込み、市役所の人々とともに街のあちこちへ動き出す。そこに映し出されるのは、警察、消防、保健衛生、高齢者支援、出生、結婚、死亡記録など、数百種類ものサービスを提供する市役所の仕事の舞台裏。ワイズマンが軽やかに切り取るこれらの諸問題は、長年にわたり彼が多くの作品で取り上げてきた様々なテーマに通じ、まさにワイズマンの「集大成」ともいえる仕上がりだ。2020年「カイエ・デュ・シネマ」誌ベスト1に選出。

今コロナ禍で問われる「市民のための市役所」とは?

多様な人種・文化が共存する大都市ボストンを率いるのは、アイルランド移民のルーツを持つ労働者階級出身のマーティン・ウォルシュ市長(2021年3月23日よりアメリカ合衆国労働長官に就任)。2018~19年当時のアメリカを覆う分断化の中、「ここではアメリカ合衆国の問題を解決できません。しかし、一つの都市が変われば、その衝撃が国を変えてゆくのです。」と語る市長と市職員たちの挑戦を通して「市民のための市役所」の可能性が見えてくる。それはコロナ禍で激変する日本社会に暮らす私たちにもますます切実な問題だ。私たちが知る<お役所仕事>という言葉からは想像もできない、一つ一つが驚きとユーモアと問題提起に満ちた場面の数々。ボストン市庁舎を通して「人々がともに幸せに暮らしていくために、なぜ行政が必要なのか」を紐解きながら、いつの間にかアメリカ民主主義の根幹が見えてくるドキュメンタリーが誕生した。

『ボストン市庁舎』City Hall
(2020年/アメリカ/英語/274分/カラー/1.78:1/モノラル/DCP)

監督・製作・編集・録音:フレデリック・ワイズマン
字幕:齋藤敦子
後援:アメリカ大使館
配給:ミモザフィルムズ、ムヴィオラ


2026年2月16日に逝去された
ドキュメンタリーの巨匠ワイズマンの偉大な仕事を今。

フレデリック・ワイズマン監督 緊急追悼上映

フレデリック・ワイズマン


1930年1月1日-2026年2月16日。享年96歳。
ボストン生まれ。イェール大学法学部卒業。1967年、初監督であるドキュメンタリー『チチカット・フォーリーズ』以降、半世紀以上にわたって数多くの重要な作品を発表。その中でも、ほぼ大半を占めるアメリカ社会の記録は、繁栄と矛盾に満ちた大国の姿を伝える偉大な足跡と讃えられている。ドキュメンタリー監督作は全44作。近作に『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』(2017)、『ボストン市庁舎』(2020)など。遺作はフランスで撮影した『至福のレストラン/三つ星トロワグロ』(2023)2014年にヴェネチア国際映画祭で特別功労賞(金獅子賞)、2016年にはアカデミー賞名誉賞を受賞している。

【追悼フレデリック・ワイズマン】