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フェザーズ その家に巣食うもの The Thing with Feathers

3月27日(金)公開

© THE THING WITH FEATHERS LTD / THE BRITISH FILM INSTITUTE / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2025 ALL RIGHTS RESERVED.

日時

3月27日(金)公開

料金

一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000

詳細 DETAIL

第75回ベルリン国際映画祭 アウト・オブ・コンペティション部門正式出品

ベネディクト・カンバーバッチ主演最新作!!

いびつな美しさをまとい癒しをもたらす、絶望と再生のファンタジースリラー

突然の妻の死からまもなく、それは1本の電話から始まった──。
ヤツがもたらすものは、破滅か、それとも希望か──。

英国が生み出した現代最高の俳優のひとりとして、次々に話題作へのオファーが続いているベネディクト・カンバーバッチ。テレビの人気シリーズ『SHERLOCK(シャーロック)』で爆発的な人気を得て以来、『ドクター・ストレンジ』シリーズや『アベンジャーズ』シリーズなど、ハリウッドの超大作にも出演。その確かな演技力と知的でダンディな魅力で多くのファンを魅了し続け、日本の映画雑誌の人気投票でも常に上位にランキングしている。
過去に『イミテーション・ゲーム』(14)や『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(21)で、アカデミー主演男優賞に2度ノミネートされたが、そんな彼が映画のテーマと監督の熱意に突き動かされ、製作総指揮まで買って出たのが、この最新作『フェザーズ その家に巣食うもの』である。人間の複雑な感情のうねりをドラマティックでありながらも、自然体の演技で見せることができるのがカンバーバッチの強み。今回はほぼ出ずっぱりの役で、今年、50歳を迎え、さらに好調の波に乗る彼の俳優人生の集大成ともいえる奥深い名演を披露。「カンバーバッチは父親役を完璧に演じ、表情や姿勢で脚本では表現しきれない繊細な悲しみを伝える」(PopMatters評)とメディアに絶賛され、チューリッヒ映画祭のゴールデン・アイ賞も受賞している。
カンバーバッチが演じるのは、突然、妻に先立たれたコミック・アーティストの父親役。幼い二人の息子を抱え、慣れない家事にも手をそめ、手探りで新たな生活を始めるが、妻の突然の死からまもないある日、1本の謎の電話がかかってくる。「彼女は逝ったが、私はいる」──その正体不明の男は、その日から彼につきまとい、遂には“クロウ”となって姿を現わす。 彼がコミックとして描く生き物に似た“クロウ”。それは現実なのか、幻なのか?ヤツがもたらすのは、破滅か、それとも再生なのか?心理ミステリーとダーク・ファンタジーが交錯したスリリングな語り口で物語は進み、雨の夜にすべてが試される瞬間が訪れる。

映画の原作は英国の作家、マックス・ポーターの2015年の小説『悲しみは羽根をまとって』で、ノーベル文学賞受賞の韓国の作家、ハン・ガンが「いびつなほどのぬくもりと美しさを秘めた本」と称賛している。これまで30か国以上の国と地域で翻訳され、全世界で22万部を突破するベストセラーとなり、英国では2016年のディラン・トマス賞を受賞し、2017年のヨーロッパ文学賞も獲得(オランダ語訳の本)。映画化に先立ち、2019年に『オッペンハイマー』のオスカー男優、キリアン・マーフィー主演ですでに舞台化され、アイリッシュ・タイムズ演劇賞の最優秀男優賞も受賞している。
そんな話題の小説を映像化したのは、これまでブラーのドキュメンタリー映画を手がけたことのある期待の新鋭監督のディラン・サザーンで脚色も自身で担当。カンバーバッチも「すばらしい才能の持ち主」とその実力を認めている。演技者としての彼は男の失意の描き方に興味を持って出演を決意したという。監督自身は原作について「長年抱えてきた友人の死の喪失感を癒すきっかけになった」と語っている。あえてCGは使用せず、1980年代のジム・ヘンソンのマペット感覚や敬愛するスタジオジブリ的な解釈も生かし、ゴシック風かつダークで特異なビジュアルと幻想的な世界観を生み出している。幼い子供を残したまま母親が他界し、その悲しみを乗り越えようと奮闘する父親の姿は普遍的な感動を呼ぶだろう。

父子の悲しみがクロウとなって現れるという幻想的かつ不気味な設定にも大きなインパクトがあり、妻を失った主人公の再起への道のりを、光と影に彩られた詩的な映像表現で描き出す監督の並々ならぬ手腕が光る。緊張感あふれるスリラーやホラー、奇妙なダーク・ファンタジーの要素を盛り込みつつ、最後は見る人の心に訴える家族の映画になっている。
クロウの不気味な声を担当しているのは『ハリー・ポッター』シリーズへの出演でも知られる実力派男優のデイヴィッド・シューリス。主人公のふたりの幼い息子役を演じるのは、この映画でデビューを飾った双子のリチャードとヘンリーのボザール兄弟(撮影時は7歳)。父親の元恋人、アマンダ役は『ボイリング・ポイント/沸騰』(21)で評価されたヴィネット・ロビンソン。ポール役は『ミス・シェパードをお手本に』(15)のサム・スプルエル。

【STORY】

その囁きは、悪夢かそれとも希望か──

突然、妻に先立たれたコミック・アーティストの父(カンバーバッチ)。幼い二人の息子を抱え、慣れない家事にも手をそめ、手探りで新たな生活を始めようとしていたある日、1本の謎の電話がかかってくる。「彼女は逝ったが、私はいる」──その正体不明の男は、その日から父につきまとい、遂には “カラス(クロウ)”となって姿を現わす。彼がコミックとして描く生き物に似た“クロウ”。それは現実なのか、幻なのか?最後に父が遭遇する衝撃の真実とは……?

『フェザーズ その家に巣食うもの』(2025年/イギリス/英語/98分/4:3スタンダード/5.1ch)
監督・脚本:ディラン・サザーン
出演:ベネディクト・カンバーバッチ
原作:マックス・ポーター『悲しみは羽根をまとって』(早川書房)
配給:スターキャットアルバトロス・フィルム