© GULLANE ENTRETENIMENTO S.A / ReallyLikeFilms + Palmyra Moon
日時
7月3日(金)公開
© GULLANE ENTRETENIMENTO S.A / ReallyLikeFilms + Palmyra Moon
7月3日(金)公開
なぜミルトンは、これほどまでに多くの音楽家たちを魅了し続けてきたのか?
80歳を迎えた2022年、ミルトン・ナシメントはブラジルから欧米17都市を巡る最後のワールドツアー「A Última Sessão de Música(最後の音楽セッション)」を敢行する。本作は、その旅に寄り添いながら、60年に及ぶ音楽人生の軌跡を辿るドキュメンタリー。彼の聖地であるミナス・ジェライスの風土に根ざし、ブラジル音楽、ジャズ、フォークを横断する独自の音楽言語を築き上げ、72年に発表したアルバム“Clube da Esquina”に象徴される革新的な作品群によって、20世紀以降の音楽に新たな地平を切り開いてきたミルトン・ナシメント。カエターノ・ヴェローゾ、クインシー・ジョーンズ、スパイク・リーら、彼を崇敬するジャンルも国境も越えた総勢57名の証言が、その存在が音楽史に刻んできた影響と広がりを立体的に浮かび上がらせる。


唇を尖らせるのが癖だったミルトンが、ビトゥーカと呼ばれるようになった理由。
映画のタイトルともなっている“ビトゥーカ” — タバコの吸い殻を意味し、幼い頃に唇を尖らせる癖から名付けられたミルトンの愛称に由来する。
監督はフラビア・モラエス。これまで音楽やカルチャーに根ざした映像作品を手がけてきた彼女が、ミルトンの最後のツアーに寄り添いながら、その時間と現場の空気を記録する。
更に『セントラル・ステーション』で知られる国際的名優フェルナンダ・モンテネグロがナレーターとして参加していることも忘れてはならない。彼女の慈しみに満ちた声は、ミルトンへの愛で溢れていて作品に深みを与えている。
これは伝記ではない ── 一人のイノセントな声が世界にこだまのようにいまなお響き続け、その平和の輪はいつまでも閉じることなく私たちの心に共鳴し続けるのである。




『ビトゥーカ ミルトン・ナシメント フェアウェルツアー』MILTON BITUCA NASCIMENTO(2025年/ブラジル/ポルトガル語/115分/DCP/カラー/G)
監督・脚本:フラヴィア・モラエス
出演:ミルトン・ナシメント、カエターノ・ヴェローゾ、シモーネ、ジルベルト・ジル、シコ・ブアルキ、スパイク・リー、クインシー・ジョーンズ、パット・メセニー、ポール・サイモン、エスペランサ・スポルディング ほか
共同脚本:マルセロ・フェルラ
撮影:ペドロ・ホーシャ
編集:ラウラ・ブルン、フラヴィア・モラエス
音響:ヴィクトル・ポザス
日本語字幕翻訳:宮下ケレコンえりか
DCP制作:s.e.a.
予告編制作:武部由子・宮澤誠一
宣伝デザイン:千葉健太郎
総合監修:中原仁
宣伝協力:s.e.a.
配給:リアリーライクフィルムズ、パルミラムーン
後援:駐日ブラジル大使館、ギマランイス・ホーザ文化院