日時
6月5日(金)~11日(木)【1週間限定公開】
料金
【特別料金】一律1,800円、UPLINK会員1,600円 ※その他の割引適用なし、招待券等利用不可
6月5日(金)~11日(木)【1週間限定公開】
【特別料金】一律1,800円、UPLINK会員1,600円 ※その他の割引適用なし、招待券等利用不可
2019年制作・公開した「20db」をはじめ、2作目「breath」、3作目「空と白と波と母」、4作品目「青と白」の4作品を、短編作品集「唯心」として、2026年6月5日(金)~6月11日(木)までの1週間、吉祥寺アップリンクにて上映することが決定!
『20db』
(2020)

第23回 上海国際映画祭 金爵賞短編部門 選出
第1回 東京シネマスターズ国際映画祭 グランプリ受賞(Best Drama Short)
森の中、録音機器を持ちながら歩く一人の女子高生。彼女は植物状態になってしまった親友を目覚めさせる為に、二人の思い出の地に赴いては、その場所の音を録音し、聴かせていた。ある日、何かに導かれるかのように森の奥深くへと足を運んで行った彼女は、嘗て二人で見つけた一本の大樹の下へと辿り着く。蘇る和と過ごした日々の記憶。頭の中を二人の思い出が駆け巡り、静寂が訪れる。その瞬間、再び二人の時が刻み始める。
監督・脚本・編集:西山裕之
出演:久保田紗友、加藤小夏

第40回 エドモントン国際映画祭 フィクション短編部門 選出
第44回 パラディーノ・ドーロ・スポーツ映画祭 短編部門 選出
学生時代、水泳選手だった俊太郎に突然の電話。水泳を教えて欲しいとのことだが、もう10年以上、泳いでいない。強引に押し切られ、遠隔で水泳を教えることとなる。名前はアキラとだけ聞いていたので男だと思っていたのだが、若い女性だったこと驚く。聞くと水が怖くて顔も付けられないと言う。まずは洗面器に顔を付けるところから始め、徐々に水に慣れていく作戦。リモートでの水泳教室が試行錯誤で進む。アキラのやる気と熱意を感じ、徐々に俊太郎の指導も過熱していく。もっと上達をさせたいと、対面で教えても良いと言うが、そこから連絡が途絶えてしまう。しばらく経ったある日、俊太郎の元にアキラからの手紙が届く。そこには忘れていた過去の記憶が。
監督・脚本・編集:西山裕之
出演:松本実、三浦透子
『空と白と波と母』
(2022/英題:Tofu)

第42回 ハワイ国際映画祭 短編部門
第26回 ロサンゼルス国際短編映画祭 フィクション部門
女子中学生の楓は、母を亡くしてから、豆腐店を営む父と喧嘩ばかりしている。ある朝、楓は亡くなった母とよく一緒に出かけていた海へと向かう。青く広がる海を眺めていると、嫌だったことを忘れさせてくれる。そして、波の音を聞いていると、辛かったことを連れ去ってくれる。空を見上げると、母がいつも見守ってくれていると思うと頑張れそうな気がしてくる。家に帰ると父は、丹精込めて丁寧に、昔ながらの手作りで豆腐を作っている。いつもと変わらないその姿を目にする楓。食卓には、父が用意してくれた朝食が並び、母の仏壇に、毎日供えられている豆腐が置かれていた。楓はそこに温かい豆腐の味噌汁を付け足す。黙ったまま朝食をとる二人であったが、楓が母との思い出の動画を送ることで、父との関係が変わり始める。
監督・脚本・編集:西山裕之
出演:服部樹咲、井上幸太郎、奥貫薫
『青と白』
(2022/英題:Blue and White)

第25回 上海国際映画祭 パノラマ国際部門 選出 / 第18回 札幌国際短編映画祭 ジャパン・パノラマ部門 選出
第6回 サンフランシスコ短編映画際 最優秀外国語映画賞 / カーマーゼン・ベイ映画祭 短編部門 最優秀外国語映画賞
第16回 プサロコカロ国際短編映画祭 国際コンペティション部門 最優秀映画賞
最愛の妻を亡くし、その別れの葬儀の⽇も塩を作り続ける職⼈の⿓介。そんな時でも塩作りに没頭する姿を⾒た孫娘みどりが、その真意を聞く。この⼟地でしか作ることのできない塩を作り続け、その歴史を守っていくことが使命だと思っている⿓介。塩と対話しながら、古の時代からその味を後世に残そうとしている。そんな⿓介の姿を⾒つめ続ける孫娘のみどり。塩と向き合うことで、亡き妻と⼀緒にいる感覚となる。
監督・脚本・編集:西山裕之
出演:國村隼、福地桃子、筧利夫、竹下景子
美しい有機的な自然が残り、風土や信仰とともに独自の文化が育まれてきた日本。本作は、そうした土地を舞台に、魅力的な風景や固有の文化を描きながら、そこに生きる人々の内面にある感情に静かに光を当てた作品です。
描かれるのは、特別な出来事ではなく、日常のすぐそばにあるささやかな瞬間。しかしその中には、言葉にならない感情や、祈りにも似た感覚が確かに息づいています。
人はなぜ生きるのか。何を抱え、どこへ向かうのか——。本作は明確な答えを提示するのではなく、観る者それぞれの内面に小さな波紋を広げるように、その問いをそっと差し出します。
時代や世代を越えて共有されうる「心の揺らぎ」を描き出す本作が、観る方それぞれにとって、「今、自分にとって何が必要なのか」を見つめ直すきっかけとなることを願っています。

『唯心』
監督:西山裕之
配給:nissy plus inc.