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9月11日(金)公開
9月11日(金)公開
本作は、70歳を過ぎてから本格的に映画監督としての道を歩み始めた浜野安宏が、企画・プロデュース・監督を務めるオリジナル作品。都市地域開発プロデューサーなど幅広い分野で活躍、『質素革命』『浜野安宏ファッション化社会』『人があつまる』など80冊以上の著作を誇る浜野が、自身の映画哲学「ANKOW NEW CINEMA」の本流である自然主義のコンセプトとヴィジョンを結実させた意欲作である。
物語は、日本で活躍するイタリア人建築プロデューサーのジーロが、故郷南イタリア・トロペアへ戻るところから始まる。環境調査を兼ねた壮大なリゾート計画を進めるなか、長年確執を抱えてきた父ロッコが余命わずかであることを知る。かつて海を生きた男たちが集う大衆食堂「TAVERNA DE GAGA」を拠点に、父と息子、そして人生の終盤を迎えた仲間たちは、再び海へ挑む最後のプロジェクトへと乗り出していく。
タイトルの“GAGA”はイタリア語で「元気な爺さん」「ダンディ」を意味する。高齢化が進む現代社会において、本作は年齢を重ねることを喪失ではなく、新たな挑戦の始まりとして描き出す。自然と共生しながら生きることの尊さ、人と人との絆、そして何歳になっても人生は輝けるという力強いメッセージが胸を打つ。

主演には、イタリア出身で1988年に来日し、日本を拠点に雑誌やテレビ番組など幅広い分野で活躍してきたパンツェッタ・ジローラモ。長年にわたり日本で祖国イタリアの文化や魅力を紹介し続けた功績が認められ、2006年にはイタリア共和国より騎士号「カバリエーレ(イタリア連帯の星勲章)」を授与された。本作が記念すべき映画初主演作となる。共演には、同じくイタリア出身で、日本を拠点に料理研究家、外国人タレント、実業家、俳優として幅広く活躍するベリッシモ・フランチェスコが出演。さらに、2026年2月22日に開催されたミラノ・コルティナ冬季オリンピック閉会式で蝶々夫人役を務め、大きな注目を集めた日本人女優・市川純も参加。マッシモ・ボネッティ、パオロ・サッサネッリ、サヴェリオ・ヴァローネ、クラウディオ・ボトッソ、ヴィットーリオ・スラーチェ、サラ・アドリアーニら、イタリア映画界を活躍する実力派俳優たちが集結し、国際色豊かなキャストが作品世界を力強く支えている。
映画の舞台となったトロペア市の全面協力のもと撮影された美しい景観とともに、世界中の人々へ勇気と希望を届ける人生賛歌が誕生!


日本で建築プロデューサーとして成功を収めたイタリア人のジーロは、かつて実現寸前で頓挫した夢をもう一度追いかけるため、故郷である南イタリア・トロペアへと戻ってくる。
その夢とは、トロペアと日本の淡路島を結ぶ壮大なマリーナ開発計画。実現には豊かな海の証明が不可欠だった。だが、ジーロを待っていたのは、乱獲によって疲弊した地中海の現実だった。「もうこの海に100キロ級のマグロはいない」──。漁師たちの言葉は、彼の理想を容赦なく打ち砕く。
一方で、ジーロにはもうひとつ向き合わなければならない問題があった。長年の確執を抱えた父・ロッコの存在である。母の最期にも立ち会えなかった息子と、そのことを許せずにいる父。元漁師のロッコは今、大衆食堂「TAVERNA DE GAGA」の壁に魚の絵を描きながら静かな日々を送っていた。
そんなある日、ジーロは父が肺がんを患い、余命わずかであることを知る。複雑な思いを抱えながらも和解を決意するジーロ。しかしロッコは、自ら環境調査プロジェクトへの参加を申し出る。「俺は漁師だ。海で死ねるなら、それでいい」。その言葉に込められた覚悟は、息子の心を大きく揺さぶる。
やがて二人は、「TAVERNA DE GAGA」に集う元漁師仲間たちを巻き込み、最後の挑戦へと船を出す。人生の終わりを意識し始めた男たちが、もう一度夢を追い、仲間を信じ、自分自身を取り戻していく。
果たして彼らは、伝説の巨大マグロを見つけ出すことができるのか。そしてロッコは、人生最後の航海へと旅立つことができるのか。
美しい地中海を舞台に描かれるのは、親子の和解、仲間との絆、そして何歳になっても人生はやり直せるという希望。『TAVERNA DE GAGA』は、人生の黄昏に差し掛かった人々へ贈る、感動の再生の物語である。



『TAVERNA DE GAGA ―人生はまだまだ面白い―』
(2025年/日本/106分/カラー/サラウンド5.1ch/シネマスコープ1:2.35)
監督・プロデューサー:浜野安宏
出演:パンツェッタ・ジローラモ、ベリッシモ・フランチェスコ、市川純、マッシモ・ボネッティ、サヴェリオ・ヴァローネ、パオロ・サッサネッリ、クラウディオ・ボトッソ、ヴィットーリオ スラーチェ、サラアドリアーニ 他
脚本:岸本 司 撮影:大城 学 音楽:ファビオ・リベラトーリ
主題歌:「Vivi Tanto」(作詞:浜野安宏 翻訳:マリアドーラ・ボロニェーゼ 作曲:ファビオ・リベラトーリ 歌:小林未郁)
製作:浜野安宏研究所
製作協力:セディックドゥ、エコーズ
配給:GeneHeart
宣伝:ツインピークス