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雷電

12月11日(金)公開

日時

12月11日(金)公開

料金

一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000

詳細 DETAIL

酒井大成、初の長編映画主演。
緊急事態宣言下、東京を漂う青年と、三人の女たち。

2021年の東京、その閉塞は終わったのか──。

映画『雷電』は、2つのパートで構成される。パート1は、主人公・レオが2021年の東京を生きた自伝的な映画。それから5年後のパート2では、レオからの手紙が届いたアンナ、元彼女、女友達の3人の現在の姿が映し出される。

2021年。新型コロナウイルスの感染拡大によって、人々の生活や行動が大きく制限されていた。本来なら2020年に開催されるはずだった東京オリンピックも延期され、社会全体が、いつ訪れるのかわからない「その先」を待ち続けていた。予定されていたものが延期され、当たり前だった日常が失われ、時間だけが過ぎていく。先の見えない不安や、社会から切り離されたような孤独。世界が大きく変わっていく一方で、自分自身の生活だけはどこにも進んでいかない。そんな閉塞感が、2021年の東京には漂っていた。

2021年にパート1の撮影を終えた芝暢佑監督は、その映像があまりに個人的な物語に思えたことから、当初は本作を世に出すつもりはなかった。しかし5年後の2026年、改めて本作を見返した芝監督は、そこに一人の人間の生活を通して浮かび上がる、当時の社会や人間の姿を見出した。そこで、パート2の追加撮影を決行し、2021年と2026年、異なる時間と視点が交差する構成・編集を通して、過去から形を変えながらもなお続く現代の閉塞感を映し出した。

本作の主演を務めるのは、スーパー戦隊シリーズ『王様戦隊キングオージャー』で主人公・ギラ/クワガタオージャー役を演じた酒井大成。本作が、自身初となる長編映画主演作となる。

監督・脚本・編集を務める芝暢佑は、ヌーヴェルヴァーグをはじめとする映画表現への関心を下敷きに、独自の編集リズムによって、現代を生きる青年の、滑稽とも思える焦燥感や孤独を描き出した。

『雷電』は、映画そのものが、「自分はここにいる」と稲妻のように力強く叫ぶ、ひとりの青年の生を描いている。その、2021年に生まれた“個人的な映画”は、5年の時間を経て、ひとりの人間の記憶を超え、現在を生きる私たち自身の姿を映す映画となった。

【STORY】

2021年、緊急事態宣言下の東京。社会に翻弄される男たちと、その男たちに翻弄される青年・レオ(酒井大成)。社会では大きな変化が起きている一方、レオの日常を支配しているのは、恋愛や嫉妬、自己愛、友人との他愛ない会話だった。
徐々に社会運動へとのめり込んでいく友人、手段を選ばない活動家、変化を望まない大学教授。政治のことはよくわからない。それでも無関心だと思われたくない――。その狭間で、レオは自分の立ち位置を決められずにいる。内なる不安や葛藤を抱えるレオだが、変わらず愛してくれる元恋人(八田麻美)、遮らずに話を聞いてくれる女友達(愛田天麻)、そして一目惚れした売れない女優・アンナ(兼行凛)の前では饒舌になる。中身の伴わない言葉で自分を飾りながら、レオはかろうじて自分を保っている。
やがて5年の歳月が流れる。レオの記憶をたどる先に見えてくるのは、過ぎ去った2021年ではない。形を変えながらも、今なお続いている私たちの社会だった。
映画『雷電』は、一人の青年の滑稽さと危うさを通して、2021年から現在へと地続きに続く時代の空気を捉えようとする。

『雷電』
(2026年/日本/96分/カラー/DCP/5.1ch)

監督・脚本・編集:芝暢佑
出演:酒井大成、兼行凛、八田麻美、愛田天麻、戸松賢都、成瀬亜未、神谷亮太、みやたに、佐藤寛将、杉村成雄、石神リョウ、上山奈都実
宣伝:愛田天麻
配給:アップリンク