日時
11月20日(金)公開
料金
一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000
11月20日(金)公開
一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000

子どもを授かり、新たな人生の節目を迎えた麻衣と洸一。お互いに望んだ幸せであるはずなのに、言葉にできない何かが二人の間に置かれたまま、旅先での5日間が始まる・・・。
劇作家・演出家の加藤拓也が自ら脚本を書き下ろして監督をつとめた長編映画の最新作。演劇と映画を行き来しながら、ゆるやかに交錯し合う世界観と表現を展開してきた俊英が向き合ったのは、これまでも描いてきた“夫婦”の関係である。誰よりも親密な他人同士だからこそ、深く理解し合うことを求めれば求めるほど、見失ってしまう相手との距離。一見シンプルで平易な会話の行間に滲む棘、相手の話に重なる声、口にされなかった言葉が心の揺らぎを増幅させていくその演出は、人と人が共に生きていく上でどうしようもなくすれ違ってしまう感情を浮き彫りにする。
妊娠した妻の麻衣を演じるのは黒木華。2014年に『小さいおうち』で第64回ベルリン国際映画祭銀熊賞(最優秀女優賞)を受賞し、若くして国内外で高い評価を受けた才能が、作品ごとに表現を重ねる中で育まれた深みをまとって現れている。その夫である洸一には、加藤の手がける舞台でたびたび主演を担い、作品の顔として劇中世界を支えてきた橋本淳。両者の呼応が、繊細なズレの積み重ね、徐々に高まっていく緊張感、引き返せない思いの発露までを、一片の綻びも許さない密度で紡ぎあげた。彼女らの危機に立ち会う麻衣の伯母夫婦には吉田羊と古舘寛治。演劇畑と映画界をまたいで存在感を放つ実力派の4人が、緻密に構築された端正かつ危ういカルテットを奏でる。
加藤拓也監督は、2023年に劇団公演「ドードーが落下する」で第67回岸田國士戯曲賞を受賞。長編2作目『ほつれる』(23)では、第45回ヨコハマ映画祭〈森田芳光メモリアル新人監督賞〉、第45回ナント三大陸映画祭コンペティション部門〈DISTRIBUTION SUPPORT AWARD〉を受賞し、さらに2024年にはスペインのバレンシア国際映画祭で最高賞〈Luna de Valencia〉に輝くなど、その作家性は国内外で高く評価されてきた。本作のメインのロケ地には洗練された建築デザインが特徴のホテルを全面的に使用。俗世間から隔離されたかのような舞台装置を存分に生かすだけでなく、湖や木々など映画ならではの自然のロケーションを取り込み、そこに身を置く登場人物たちの焦燥や孤独を映し出す。また、世界16の国と地域で1位、92カ国でトップ10入りを果たし、配信2週目でNetflix週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)1位を獲得した、Netflixシリーズ『忍びの家House of Ninjas』(24)の原案を担当した俳優の今井隆文が、本作『日曜のあと』にて初めて映画の企画・プロデュースを担当した。
ただ「待つ」ことしかできない時間の中で宙吊りになり、限られた空間で逃げ場を失った不安定な心は、やがて本人の意志や思惑をも超えて自分たちを追い込んでいく。その結末が向かう先はどこなのか。加藤拓也が描く、美しく繊細で濃密な心理劇が幕を開ける。

山と湖に囲まれたリゾートホテルで、不妊治療の末に子供を授かった麻衣(黒木華)と洸一(橋本淳)は旅先でのひとときを楽しむつもりだった。翌日には麻衣の叔母である由美(吉田羊)と哲也(古舘寛治)の夫婦も合流し、麻衣と洸一は叔母夫婦に妊娠を伝えようとしていたが、一転、二人は発表に慎重な様子を見せる。二人の間に置かれた言いづらい気持ちが月曜日に向かって段々と膨らんでいく──。



『日曜のあと』(日本/82分)
監督・脚本:加藤拓也
出演:黒木華、橋本淳、古舘寛治、岩瀬亮、西出結、宮田早苗、今井隆文、坂倉なつこ、安川まり、中田青渚、滝裕可里、鳥谷宏之、鈴木勝大、吉田羊
配給:ラビットハウス コムデシネマ・ジャポン