日時
上映中~3月31日(木)
料金
一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,200/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000
▶オンライン販売一部再開のお知らせ
上映中~3月31日(木)
一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,200/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000
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1966年からソロダンス活動を開始し、1978年にパリ秋芸術祭で海外デビューを果たしたのをきっかけに、世界中のアーティストと数々のコラボレーションを実現してきた田中泯。そのダンスの公演歴は、現在までに3000回を超える。映画『たそがれ清兵衛』(02)から始まった映像作品への出演も積み重なり、これまでのフィルモグラフィーには、ハリウッドからアジアまで多彩な作品が並ぶ。そんな独自の存在であり続ける田中泯のダンスを、『メゾン・ド・ヒミコ』(05)への出演オファーをきっかけに親交を重ねてきた犬童一心監督が、2017年8月から2019年11月まで、ポルトガル、パリ、東京、福島、広島、愛媛などを巡りながら撮影。この間に田中泯は72歳から74歳になり、3か国、33か所で踊りを披露した。その道中を共にするのは、ドラマーの中村達也、音楽家の大友良英、編集工学者の松岡正剛、ハンガリー人ヴァイオリニストのライコー・ フェリックスなど豪華な顔ぶれだ。
同じ踊りはなく、どのジャンルにも属さない田中泯の〈場踊り〉を、息がかかるほど間近に感じながら、次第に多幸感に包まれる——そんな一本の稀有な映画を、ぜひスクリーンで体験して欲しい。
〈踊り〉のはざまに、カメラは田中泯が農業を営む山梨の村へと分け入る。1985年、40歳の時、田中泯は野良仕事で身体を作り、その身体で踊ると決めた。そんな彼が、サンタクルスの街角で「幸せだ」と語る姿は、時代 は移り変わっても好きな事を極め、心のままに生きる素晴らしさを気付かせてくれる。
田中泯はどのような道を辿って、その境地に行き着いたのか。村ではどんな日常を送っているのか——そこに映し出される生き方には、犬童監督が「生産性や効率のみを重視する現代社会の、歯止めになろうとする 田中泯の姿を、生き方のヒントとして、観る人に投げかけたい」と語る、人生のマスターとしての姿がある。
また犬童監督は、田中泯の生き方の根底にあるものを、『頭山』で海外の名高い賞に多数輝く山村浩二によるアニメーションやシネカリグラフィという手法で綴る。こども時代が情感豊かに点描され、「子供らしさを共存させて生きること(私のこども)」「心がふくれあがるような瞬間を大切にする」といった田中泯の想いが、つまびらかになる。
踊りは所有できない
踊りは間に生まれていく
見ている人もダンサーなのだ
田中泯
『名付けようのない踊り』(2021年/日本/114分/5.1ch/アメリカンビスタ/カラー/G)
脚本・監督:犬童一心
出演:田中泯、石原淋、中村達也、大友良英、ライコー・フェリックス、松岡正剛
エグゼクティブプロデューサー:犬童一心、和田佳恵、山本正典、久保田修、西川新、吉岡俊昭
プロデューサー:江川智、犬童みのり
アニメーション:山村浩二
音楽:上野耕路
音響監督:ZAKYUMIKO
撮影:清久素延、池内義浩、池田直矢
編集:山田佑介
助成:文化庁文化芸術振興費補助金
協賛:東京造形大学、アクティオ
配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ
制作プロダクション:スカイドラム
製作:「名付けようのない踊り」製作委員会(スカイドラム、テレビ東京、グランマーブル、C&Iエンタテインメント、山梨日日新聞社、山梨放送)