上映 MOVIES

SUB MENU

再会の奈良

4月22日(金)~4月28日(木)上映

© 2020 “再会の奈良” Beijing Hengye Herdsman Pictures Co., Ltd, Nara International Film Festival, Xstream Pictures (Beijing)

日時

4月22日(金)~4月28日(木)上映

料金

一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,200/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000
▶オンライン販売一部再開のお知らせ

詳細 DETAIL

異国を歩く。娘の本当の名前を探す旅。

日本に帰国したまま行方を消した残留孤児の養女、麗華を探しに中国から日本へ訪れた陳ばあちゃんと 孫代わりのシャオザーが偶然出会ったのは、孤独な元警察官の一雄。
言葉の壁を越えて不思議な縁で結ばれた3人の切なくも心温まる麗華探しの旅が始まる——

母と娘の60年にわたる「絆」――中国と日本をつなぐ戦争の歴史を今に伝え、問いかける“今と未来、奈良と世界を繋ぐ”映画製作プロジェクト

「NARAtive2020」から生まれた日中合作映画『再会の奈良』の監督・脚本を手掛けたのは、中国出身のポンフェイ監督。ツァイ・ミンリャン監督の現場で助監督・共同脚本などを務め、ホン・サンス監督のアシスタントプロデューサーも務めた経験を持つ新鋭だ。歴史に翻弄された「中国残留孤児」とその家族がたどる運命、互いを思い合う気持ちを、2005年秋の奈良・御所市を舞台に切なくもユーモア豊かに紡いだ本作は、金鶏百花映画祭、東京国際映画祭ほか国内外の映画祭での上映を経て、日中国交正常化50周年の節目となる2022年についに日本劇場公開を迎える。

奈良を舞台に日中の魅力あふれる才能が集結

本作のエグゼクティブプロデューサーを務めるのは、『あん』(15)、『朝が来る』(20)を手掛け、なら国際映画祭のエグゼクティブ・ディレクターでもある奈良出身の河瀨直美と、『長江哀歌』(06)、『罪の手ざわり』(13)など中国映画「第六世代」を代表するジャ・ジャンクー。国際的に注目される2人が手を組んだ本作は、負の歴史を踏まえ、さらに今なお残る分断と不寛容の事実を突きつけながらも、日中の国境を越えた親子の愛と絆で、一筋の希望の光を差し入れる。
麗華探しを手伝う元警察官の一雄を演じるのは、『哭声/コクソン』(16)、『MINAMATA-ミナマタ-』(21)など近年益々世界的に認知度を高めている國村隼。養女探しに奔走する養母には、『妻の愛、娘の時』(17)ほか中国を代表する女優ウー・イエンシュー。シャオザーには中国で注目の若手女優イン・ズーと、物語の鍵を握る男に河瀨監督と過去3度組んできた永瀬正敏が友情出演を果たし、シャオザーの元恋人には、劇団EXILEの秋山真太郎など日中を代表する実力派俳優の共演が実現した。

【STORY】

2005年、中国から陳ばあちゃんが、孫娘のような存在のシャオザーを頼って一人奈良にやって来る。中国残留孤児の養女・麗華を1994年に日本に帰したが、数年前から連絡が途絶え心配して探しに来たというのだ。麗華探しを始めた2人の前に、ほんの偶然の出会いでしかなかったはずの一雄が、元警察官だったという理由で麗華探しを手伝うと申し出る。奈良・御所を舞台に、言葉の壁を越えて不思議な縁で結ばれた3人のおかしくも心温まる旅が始まる。異国の地での新たな出会いを通して、果たして陳ばあちゃんは愛する娘との再会を果たせるのか――。

『再会の奈良』(2020年製作/99分/G/中国・日本合作/原題:又見奈良/英題:Tracing Her Shadow)
監督・脚本:ポンフェイ
出演:國村隼、ウー・イエンシュー、イン・ズー、秋山真太郎、永瀬正敏
エグゼクティブプロデューサー:河瀨直美、ジャ・ジャンクー
配給:ミモザフィルムズ