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林檎とポラロイド Mila

上映中~5月19日(木)

日時

上映中~5月19日(木)

料金

一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,200/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000
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詳細 DETAIL

哀しい記憶だけ失うことはできませんか?

エグゼクティブ・プロデューサー:ケイト・ブランシェット
新たなる才能クリストス・ニク監督 鮮烈のデビュー!

記憶喪失を引き起こす奇病が蔓延する世界——。
男は治療のために、様々なミッションをこなし、新たな思い出を作っていく…。

突然記憶を失った男。おかしなミッションを通して、新しい世界に溶け込んでいく様は、まるで不思議の国のアリスのよう。寡黙で物憂げな表情、どこか滑稽で真面目なふるまい、明かされていく過去──。観る者の心をつかむ緻密でオリジナリティあふれる物語は、近未来的な設定ながら、人肌のような温もりに満ちている。哀愁とユーモアを絶妙なバランスでブレンドした新たなる傑作が誕生した!

監督を務めるのは、リチャード・リンクレイター(『6才のボクが、大人になるまで。』)や、ヨルゴス・ランティモス(『女王陛下のお気に入り』)の助監督を務めていたクリストス・ニク。奇抜なアイデアと人間への優しい眼差し――彼らの持ち味を独自に昇華させ、オリジナル脚本で創り上げたデビュー作。おかしみと切なさを見事に融合させた本作は、ワールドプレミアとなった第77回ヴェネチア国際映画祭で上映されるやいなや、その独創的で普遍的な物語に、絶賛の嵐が巻き起こった。

さらに、同映画祭のコンペティション部門の審査員長をしていたケイト・ブランシェットは、その評判を耳にし、本作を鑑賞。監督の才能に惚れ込み、エグゼクティブ・プロデューサーとして参加することを熱望し、新たにクレジットされた。
次回作はケイト・ブランシェットプロデュース、キャリー・マリガン主演で製作が決定!2作目にして早くもハリウッド・デビューを果たすクリストス・ニク。世界が注目する監督のひとりとなる。

【STORY】

「お名前は?」「覚えていません」──。バスの中で目覚めた男は、記憶を失っていた。覚えているのはリンゴが好きなことだけ。治療のための回復プログラム“新しい自分”に男は参加することに。毎日リンゴを食べ、送られてくるカセットテープに吹き込まれた様々なミッションをこなしていく。自転車に乗る、ホラー映画を見る、バーで女を誘う…
──そして新たな経験をポラロイドに記録する。

ある日、男は、同じプログラムに参加する女と出会う。言葉を交わし、デートを重ね、仲良くなっていく。毎日のミッションをこなし「新しい日常」にも慣れてきた頃、買い物中に住まいを尋ねられた男は、以前住んでいた番地をふと口にする…。記憶はどこにいったのか? 新しい思い出を作るためのミッションが、男の過去を徐々に紐解いていく。

『林檎とポラロイド』(2020年/90分/ギリシャ・ポーランド・スロベニア合作/原題:Mila)
監督:クリストス・ニク
出演:アリス・セルヴェタリス、ソフィア・ゲオルゴヴァシリ
配給:ビターズ・エンド