日時
上映中~2月14日(水)
料金
一般¥1,400/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000 【リピーター割引あり】
上映中~2月14日(水)
一般¥1,400/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000 【リピーター割引あり】
◆チケットのご購入は各作品ページより
1月26日(金) | 『パラダイスの夕暮れ』 |
1月29日(月) | 『浮き雲』 |
1月30日(火) | 『過去のない男』 |
1月31日(水) | 『街のあかり』 |
2月1日(木) | 『希望のかなた』 |
2月2日(金) | 『パラダイスの夕暮れ』 |
2月3日(土) | 『真夜中の虹』 |
2月4日(日) | 『マッチ工場の少女』 |
2月5日(月) | 『過去のない男』 |
2月6日(火) | 『街のあかり』 |
2月7日(水) | 『希望のかなた』 |
2月8日(木) | 『浮き雲』 |
2月9日(金) | 『浮き雲』 |
2月10日(土) | 『過去のない男』 |
2月12日(月) | 『パラダイスの夕暮れ』 |
2月13日(火) | 『街のあかり』 |
2月14日(水) | 『希望のかなた』 |
最新作『枯れ葉』公開を記念して、アキ・カウリスマキ監督作品を特集上映!
「労働者3部作(『パラダイスの夕暮れ』『真夜中の虹』『マッチ工場の少女』)に連なる“第4作目”」と監督が位置付ける『枯れ葉』は、『街のあかり』のヤンネ・フーティアイネンや『希望のかなた』のヌップ・コイヴが重要な役で登場するなど、他の作品との関連が随所にみられる集大成的な作品でもあります。
有機的に関連しあうカウリスマキ・ユニヴァースをこの機会に劇場でご堪能ください。
【リピーター割引】本特集および『枯れ葉』の半券(当館鑑賞分)ご提示で鑑賞料金1,000円
※受付窓口限定
『パラダイスの夕暮れ』 Varjoja paratiisissa
(1986年/フィンランド/カラー/74分)
ゴミ収集人のニカンデルとスーパーのレジ係イロナの悲哀に満ちた恋物語。現実の厳しさに洗われながらぎくしゃくと進展する恋の行方を、ヘルシンキの景色や挿入歌が雄弁に物語る初期の傑作。カウリスマキは「『枯れ葉』は『パラダイスの夕暮れ 2.0』」と発言している。
監督・脚本:アキ・カウリスマキ
出演:マッティ・ペロンパー、カティ・オウティネン、サカリ・クオスマネン、エスコ・ニッカリ
『浮き雲』 Kauas pilvet karkaavat
(1996年/フィンランド/カラー/95分)
名門レストランの給士長イロナと路面電車の運転手ラウリ夫婦はそろって失業してしまう。職も見つからず災難が続く中、イロナは夫とレストランを開こうと決意する。ラストに今までにない希望が訪れる本作以降、カウリスマキ作品には人間的な温かみが深化してゆく。
監督・製作・脚本:アキ・カウリスマキ
出演:カティ・オウティネン、カリ・ヴァーナネン、エリナ・サロ、サカリ・クオスマネン、エスコ・ニッカリ、サッケ・ヤルヴェンパー
『過去のない男』 Mies vailla menneisyyttä
(2002年/フィンランド/カラー/97分)
暴漢に襲われ記憶を失った男。過去をなくした男は都会の片隅で人々に助けられながら、ささやかな人生を重ねていくが、やがて男は一人の女性と出会う。ユーモラスで牧歌的でありながらも人生の苦渋を浮かび上がらせた、カンヌ国際映画祭グランプリ受賞の大ヒット作。
監督・製作・脚本:アキ・カウリスマキ
出演:マルック・ペルトラ、カティ・オウティネン、ユハニ・ニエミラ、アンニッキ・タハティ、タハティ
『街のあかり』 Laitakaupungin valot
(2005年/フィンランド/カラー/79分)
家族も恋人もなく独りで生きる男の前に、一人の美しい女が現れる。だが幸せな時もつかの間、彼女はマフィアの情婦だった…。滑稽なまでに悲劇を受け入れる男の孤独を冷徹に描きながら、やがて灯るかすかな希望が涙を誘う。主演フーティアイネンは『枯れ葉』で主人公の親友を演じている。
監督・製作・脚本:アキ・カウリスマキ
出演:ヤンネ・フーティアイネン、マリア・ヤルヴェンヘルミ、マリア・ヘイスカネン、イルッカ・コイヴラ、パユ
『希望のかなた』 Toivon Tuolla Puolen
(2017年/フィンランド/カラー/98分)
生き別れの妹を探して、ヘルシンキへと流れついたシリア難民の青年。彼へ手を差しのべたのは、人生に行き詰ったレストランオーナーだった。この偶然の出会いが、二人に希望の光をもたらしてゆく…。抜群のユーモアはそのままに、難民危機を正面から扱い新境地を開くも、突然の引退宣言で世界中のファンを悲嘆に暮れさせた。
監督・脚本:アキ・カウリスマキ
出演:シェルワン・ハジ、サカリ・クオスマネン、イルッカ・コイヴラ、ヤンネ・フーティアイネン、ヌップ・コイヴ
『マッチ工場の少女』 Tulitikkutehtaan tyttö
(1989年/フィンランド・スウェーデン/カラー/69分)
マッチ工場に勤め、母とその愛人を養う憂鬱な日々を送る、地味でモテない少女イリスの物語。
台詞をほとんど用いず、画面の連鎖でイリスの不幸な境遇を浮かび上がらせる演出は、『街のあかり』に受け継がれている。洗練と毒の極まった初期の代表作。
監督・脚本:アキ・カウリスマキ
出演:カティ・オウティネン、エリナ・サロ、エスコ・ニッカリ、ヴェサ・ヴィエリッコ、シル・セッパラ、レイヨ・タイパレ
『真夜中の虹』 Ariel
(1988年/フィンランド/カラー/73分)
鉱山の閉鎖と父の自殺に直面した炭鉱夫カスリネンは、父の遺したオープンカーで南へ向かうが、暴漢に金を奪われ一文無しに…。フェードアウトで繋げられる不幸な出来事の連鎖に、ふと挟まれるユーモア。不幸に見舞われ続ける男の姿は『過去のない男』の原点とも言える。
監督・脚本:アキ・カウリスマキ
出演:トゥロ・パヤラ、マッティ・ペロンパー、スサンナ・ハーヴィスト、エートゥ・ヒルカモ
配給:ユーロスペース