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最初の年:民意が生んだ、社会主義アジェンデ政権 El primer año/The first year

11月14日(金)公開

© 1972 Patricio Guzmán/2K restoration and digitization with the support of the CNC (French National Centre of Cinema)

日時

11月14日(金)公開

料金

一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000

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1度失われかけた幻の記録が奇跡的に蘇る。

1970年、南米チリで史上初めて選挙で選ばれた社会主義大統領サルバドール・アジェンデが誕生し、国家規模の社会変革が始まった。本作は、その政権発足から1年間にわたる激動のプロセスを記録したものである。資本家に搾取されてきた労働者や、土地を取り戻すために立ち上がった先住民、そして新たな未来に胸を躍らせる若者たちを追い、彼らの真っ直ぐな言葉と表情を丹念に記録。土地改革や産業の国有化、社会の変革に沸く市民たちの姿、そしてキューバを率いた社会主義指導者であるフィデル・カストロのチリ訪問の様子が、希望とエネルギーに満ちた映像で描かれる。

本作は、グスマン監督の記念すべき長編デビュー作であり、後の『チリの闘い』3部作や『光のノスタルジア』など、世界的に高く評価される作品群の原点である。

しかし、1973年にチリで起きた、サルバドール・アジェンデ政権を崩壊させた軍事クーデター後に多くのプリントが失われ、長きにわたって封印されていた。半世紀に及ぶグスマン監督監修下の修復作業の末、ついに再び息が吹き込まれた。映像作家のジョナス・メカスが設立者の一人であるニューヨークのアンソロジー・フィルム・アーカイヴズで、2Kレストア版が2023年9月に世界初上映された。
クーデターに燃やされた幻の一作が、日本でも遂に初公開となる。

『最初の年:民意が生んだ、社会主義アジェンデ政権』 El primer año/The first year
(1972年/チリ/96分/フランス語・スペイン語/5.1ch/1:1.85)

監督・脚本:パトリシオ・グスマン
プロデューサー:マリア・テレサ・グスマン
日本語字幕:比嘉世津子
配給・宣伝:アップリンク