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レッツ・ゲット・ロスト 4Kレストア let's get lost

11月21日(金)公開  ※当館では2K上映です

©1988-little bear films, inc. all rights reserved.

日時

11月21日(金)公開  ※当館では2K上映です

料金

一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000

詳細 DETAIL

1988年5月13日、58歳で亡くなった伝説のジャズマン・チェット・ベイカー、その最晩年の姿に密着。
アカデミー賞ノミネートまで果たした大傑作が4Kレストアで蘇る。

監督を務めたのは写真家のブルース・ウェーバー。カルバン・クラインやラルフ・ローレンなどの広告写真を手掛け、当時のファッション業界に新風をもたらした寵児が、1950年代から心を奪われ続けている憧れのスターの肖像を、ロマンティックな少年の心で捉えた。尤も目の前にいるのは、かつての美貌が枯れて崩壊した不安定なジャンキー。ヤクザにも捨てられた仔犬にも見える。ウェーバーの視線は感傷的な詩情で濡れ、ファンタジーと現実が同居する。光と影が絡み合うモノクロームの映像は、すべてを気怠い夏の日のようなポートレートとして映し出す。
この映画にはウェーバーの美学を通した様々な”演出”がある。例えば衣装にはアニエスb.も協力。画面にはレッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーや、若き日のベイカーに似たクリス・アイザックらも姿を見せる。またベイカーが幌を開けたキャデラックの後部座席に座り、米西海岸のパシフィック・コースト・ハイウェイを走るシーンが断片的に挟まれる。彼の隣には女性。古き良きアメリカの夢を追憶するような、チェット・ベイカーらしいイメージの具現化だ。

『レッツ・ゲット・ロスト 4Kレストア』(1988/アメリカ/119分)※当館では2K上映です
監督:ブルース・ウェバー
製作総指揮:ナン・ブッシュ
撮影:ジェフ・ブライス
音楽:チェット・ベイカー
編集:アンジェロ・コラオ
配給:SPOTTED PRODUCTIONS/TWIN