ヌーヴェル・ヴァーグの金字塔2本連続公開!
米ゴールデン・グローブ賞では作品賞にノミネートされ、米タイム誌が2025 年の年間1位に選んだ、名匠リチャード・リンクレイター監督作『ヌーヴェルヴァーグ』が、7月10日全国公開される。
この映画は、1950年代から60年代にかけて映画を革命的に変革したフランスのヌーヴェル・ヴァーグ(新しい波)を象徴し、ジャン=リュック・ゴダール監督をその旗手に押し上げた映画『勝手にしやがれ』の制作過程を追っている。『ヌーヴェルヴァーグ』を観れば『勝手にしやがれ』そしてヌーヴェル・ヴァーグの最高到達点といえる『気狂いピエロ』を、初めての人も何度も見てきた人も、今こそ劇場に足を運びその本物を体験したくなるはず。

35歳のゴダールが、長編10作目で到達したヌーヴェル・ヴァーグ波高の頂点!
自由!挑発!疾走!目くるめく引用と色彩の氾濫。饒舌なポエジーと息苦しいほどのロマンチスム。『勝手にしやがれ』以来の盟友である撮影のクタール、ゴダールのミューズでありながらゴダールと離婚したばかりのカリーナ、『勝手にしやがれ』で大スターになりこの映画でゴダールと決別することになるベルモンド。
各自がキャリアの臨界点で燃焼しつくした奇跡的傑作!
公開当時のマスターポジは消失、インターネガも劣化のため1990年に廃棄された。今回、撮影ネガをデジタル化して新たなマスターネガを作成。サウンドの磁気素材も紛失していたので、当時のプリントから新たな音ネガを復元、鮮やかな色と音を可能な限り蘇らせたレストア版。



【STORY】
フェルディナン(ベルモンド)は、金持ちの妻との生活に退屈し、逃げ出したい衝動に駆られていた。そんなある夜、夫婦がパーティに出かけるため、幼い娘のベビーシッターがやって来る。彼女はなんと、かつての恋人マリアンヌ(カリーナ)だった。パーティを抜け出し、1人で帰宅したフェルディナンは、彼女を車で送り、そのまま一夜を共にする。翌朝目覚めると、彼女の部屋に、首に鋏を突き立てられた男の死体が。驚く彼とは裏腹に、平然と朝食を作り歌うマリアンヌ。フェルディナンは、訳は後で話すという彼女と一緒に、着の身着のままでパリを後にし、マリアンヌの兄がいる南仏へ向かう。お金のない2人は、ガソリン代を踏み倒したり、物語を語ってチップを貰ったり、車を盗んだり。はては海岸の一軒家で、ロビンソー・クルーゾーよろしく自給自足生活。フェルディナンは大満足だったが、マリアンヌは欲求不満を募らせ街に飛び出す。そこで出会った小男(カルービ)がまたも鋏で殺され、マリアンヌは姿を消す。フェルディナンはギャング2人組に捕まって、彼女の居場所を教えろと拷問されるが、何も知らないと分かり解放される。マリアンヌを探し歩いたフェルディナンは、ようやく彼女を見つけるが…。






『気狂いピエロ』(1965年/フランス/110分)
監督・脚本・台詞:ジャン=リュック・ゴダール
出演:ジャン=ポール・ベルモンド、アンナ・カリーナ、グラツィエラ・ガルヴァーニ、ダーク・サンダース、サミュエル・フラー、ジミー・カルービ、レイモン・ドボス、ラズロ・サボ、ロジェ・デュトワ、ハンス・メイヤー、ジャン=ピエール・レオー
原作:ライオネル・ホワイト
配給:オンリー・ハーツ