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アカルイミライ

不定期上映中

(C)2002 アカルイミライ製作委員会

日時

不定期上映中

料金

【特別料金】一般¥800/UPLINK会員¥700/UPLINKユース会員(22歳以下)¥700

詳細 DETAIL

オダギリジョー×浅野忠信×藤竜也のコラボレーションで話題を呼んだ黒沢清監督作品。

2003年カンヌ国際映画祭コンペ部門正式出品

黒沢監督のオリジナル脚本による本作では、相手と判り合えないという事実を受け容れながらも人々が共存している世界が、世代間の対立を交えて感動的に描かれている。登場人物たちには、それぞれの未来が横たわっており、その在り方もまた多様だ。また本作では、初めて黒沢組に参加するキャストやスタッフも多く、そのパワーと個性が監督のもとに集結し、ここに新しい世界(アカルイミライ)が築き上げられた。

オダギリジョー・浅野忠信・藤竜也の初コラボレーション

オダギリジョーは、自分をもてあまし、荒々しい気持ちで日々を送る青年雄二の心の内部の成長を見事に表現し、日ごろの明るいキャラクターとは全く違う顔を見せている。雄二が唯一慕う存在、守役の浅野忠信は、一見穏やかでありながら、内面に激しい怒りを抱えた青年の葛藤を、静かな悲しみをたたえたクールなまなざしとともに画面に焼き付け、その印象を決定的なものにした。そして、黒沢監督が初めて自分よりも上の年代の人を起用したという藤竜也は、色気と野性味のある存在感に、切なさと情けなさが入り混じった中年過ぎの世代の思いが加味され、この映画に厚みを与えている。3人の男たちの魅力的なコラボレーションは、完成以前から大きな話題を呼んだ。

【STORY】

夢の中で、未来はいつも明るかった

眠ると未来の夢を見るという仁村雄二(オダギリジョー)は、いつもなにかにイラついていた。そんな彼にとって同僚の有田守(浅野忠信)は、心を許せる唯一の存在だった。ある日守は「嵐が来るかもな」と言い残し、突然姿を消す。そんな雄二の前に、守の父が現れ、雄二はいつしか彼のもとで働き始める。世代も考え方も違う二人だったが、次第に守の残したクラゲを東京の河川で繁殖させるということに熱中していくのだった。

『アカルイミライ』(2002/日本/115分)
監督・脚本・編集:黒沢清
出演:オダギリジョー、浅野忠信、藤竜也、笹野高史、白石マル美、りょう、加瀬亮、小山田サユリ、はなわ、森下能幸、佐藤佐吉、三島ゆたか、松山ケンイチ、ユージ(永井有司)
主題歌:THE BACK HORN 『未来』
アカルイミライ製作委員会:アップリンク、デジタルサイト、クロックワークス、読売テレビ